「しみ抜き」といっても手間がかかります

駒ケ根市内のお客さまからのご依頼を承りました。
何が付いたかわからないそうです。

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ワイシャツの袖にこんなに黒いシミ…
インク?墨汁?
シミの状態と過去の経験値と今まで学んだことを総合的に考えて、数十種類ある薬品の中から有効であろう薬品を選んでシミ抜き作業を進めます。
ちなみに、インクの場合と墨汁の場合では作業工程と使用する薬品は異なりますし、インクの場合であってもインクの種類(油性・水性・ゲルインク・インクの色)によっても作業工程と使用する薬品は異なります。
また、生地に対して有効な薬品・あるシミには有効だが生地を傷めてしまう薬品などがあるので、総合的な知識が必要です。

まずはこの薬品。
このままでは変化がないからこの薬品で少し手を加えて…
それでも変化がないから更に手を加えて…
変化がないから次はこの薬品。
このままでは変化がないからこの薬品で少し手を加えて…
それでも変化がないから更に手を加えて…

そんな試行錯誤のしみ抜きの工程を重ねていくと…
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シミが薄くなる薬品があります。
こうなったときに初めてシミに対して有効な薬品と手段が確認できます。

しかし、確認できた工程では簡単にシミを取ることができず、ここから更に過去の経験と学んだことを総合的に応用してシミ抜きを行います。
薄くなった工程を何度も何度も繰り返し、次のシミ抜き工程をイメージしながら作業を進めていきます。
こうなったら次はこれ。そうなるまではこうやって…それでもだめならあの薬品であの工程…

そうしてシミ抜き作業を行った結果が…
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生地を痛めることなくシミを除去できました。

お客さまから依頼を承った以上は、
「何とかしてシミを取ってあげたい。お困りのことを解消してあげたい。当店を頼っていただいたお客さまの気持ちに応えたい。」
そんな気持ちで諦めずにシミ抜きを行います。

お困りのことがありましたら、お気軽に幸村クリーニング店へご相談ください。